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ペネロピ [映画]

火曜日に観た映画の紹介です。

今回の映画は

          ペネロピ


名家の一人娘として生まれたペネロピは、生まれつき豚の鼻と耳を持っている。
先祖の呪いが彼女にとりついてしまったせい。
呪いを解く方法は“真実の愛を得る”こと。
ペネロピは幸せをつかむことができるのでしょうか?

映画を観る前に想像していたのが、コンプレックスで弱気になっている女の子でした。
ところが、ペネロピは卑屈にならず、前向きに生きていました。
25年間も家に閉じ込められていた状況にも関わらず、知識も豊富で魅力的な会話をする女性でした。
ある日お見合いに現れた1人の男性=マックスは、何度か彼女と会話するうちに心惹かれていきます。
ペネロピも同じ思いだったのですが、結局は失恋。
この出来事を機に、ペネロピは家から外の世界へ飛び出しました。

最初はマフラーで顔を隠していたけれど、ついには自分の顔をマスコミにさらします。
反応は予想外で、一躍人気者に。
ペネロピがコンプレックスに負けなかったことが、世間を味方につけたのでしょう。
ついには彼女の呪いも解けるのですが、それは母親が望んでいた”名門の子息との結婚”ではありませんでした。
世間の目や偏見から自分を解放し、ありのままの自分を受け入れること。
これがこの映画の大きなテーマだと思いました。

「ありのままの自分を受け入れる」、大切なことだけどすごく難しいこと。
私もたまに自分が嫌になることがあるので、この映画にはすごく励まされました。
ペネロペのような前向きで、聡明な女性になりたいと強く思います。

ペネロペ役のクリスティーナ・リッチ、27歳ですが童顔ですね。
そういえば「モンスター」にも出演していました。
「アダムス・ファミリー」の時と、それほど変わっていない気がするのは私だけでしょうか?
相手役のマックスには、ナルニア国の”タムナスさん”、ジェームス・マカヴォイ。
ナイーブな感じがして、これから注目の俳優さんかも?
ナルニアつながりで、記者役のピーター・ディンクレイジも出演していました。

この映画はストーリーもいいのですが、衣装や小道具などもステキでした。
ペネロペの部屋ですが、赤を基調とした可愛らしいお部屋。
おもちゃだけでなくブランコまであって、住んでみたいなぁと思いました。
彼女のファッションもお嬢様チックだけど、ゴテゴテしてないのが良かったです。

この映画の成功のポイントは、単なるおとぎ話で終わらなかったことではないでしょうか。
幸せが男性によってもたらされるのではなく、自分の力で勝ち取ること。
この日の客層は圧倒的に女性が多かったのですが、同性に受け入れられる内容だったと思いました。


タグ:映画
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ado-chan

こういうお話し、好きです。
観なくちゃ。
by ado-chan (2008-06-17 15:15) 

カオリン

xml_xslさん、摩亜さん、nice!ありがとうございました。m(__)m
by カオリン (2008-06-18 21:56) 

カオリン

ado-chanさん
私もこういう映画には惹かれますね。
一人で観て、その後ランチしながら感慨に浸るのが好きです。
by カオリン (2008-06-18 21:57) 

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