SSブログ

嫌われ松子の一生 [DVD鑑賞]

今日は早く帰れたので、”キム・サムスン”と一緒に借りてきたDVDを鑑賞。
早く帰りたいビームをバンバン発射したからか、上司から許可が出てめでたく早帰り。

今回のDVD鑑賞は 
  「嫌われ松子の一生」  

嫌われ松子の一生 通常版

嫌われ松子の一生 通常版

  • 出版社/メーカー: アミューズソフトエンタテインメント
  • 発売日: 2006/11/17
  • メディア: DVD

平成13年の夏、荒川河川敷で女性の遺体が見つかる。
身元は川尻松子という女性。
教師をしていた彼女は教え子が起こした窃盗事件が元でクビになり、家を出る。
そこから人生の転落が始まる。
そんな松子の人生を彼女の甥の目を通して辿っていくという形が取られています。
すごく悲しくて切ない物語かと思いきや、いい意味で裏切られました。
観終わってなんだか不思議な気持ちになりました。


映画解説に「誰がどう見たって不幸なのに・・・」とありますが、本当にその通り。
付き合う男が暴力は振るうわ、稼いだお金を使うわ・・・ロクな男がいない。
男運がないのか、男を見る目がないのか?
見ていて「こんなのと付き合うのやめなよ~」と言いたくなるくらい。
松子は愛する人をとことん信じちゃう、でもいつもボロボロに傷つく。
でまた好きな人ができて・・・という繰り返し。
人を愛するエネルギーが尽きないのが凄い。
男にどんなにひどく扱われても「一人ぼっちよりいい」って呟く松子。
自分の父親が病弱な妹にばかり愛情を注ぐので、松子は父に振り向いて欲しかった。
それが彼女のトラウマになったのだろうか?
愛されたいから、人を懸命に愛すということなのかもしれません。
「松子の人生って一体なんだったのだろう?」と思う人がほとんどだと思いますが、松子は自分のことを不幸だとは思ってなかったりして。
自分が幸せか不幸かなんていうのは、結局自分にしか分からないのでしょうね。

一見して悲惨な人生を送った女性の物語ですが、映像はかなりポップでカラフルでした。
いきなり木村カエラの歌から始まり、音楽がかなり多用されていました。
アニメとの合体もあり、「メリー・ポピンズ」を彷彿とさせる場面も。
松子を演じた中谷美紀さんも好きなんですよ。
見た映画はそんなに多くないけど、「ホテルビーナス」「約三十の嘘」とか。
テレビは「ケイゾク」とか「永遠の仔」が印象的。
あんなに綺麗な人が、最後にはゴミに埋もれたおばさんを演じています。
他にも瑛太、伊勢谷友介、香川照之、柴咲コウ・・・単独で主演を張れる俳優さんが多数出演。
土屋アンナちゃんに至っては、セリフ一言もナシ。
クドカンが松子が初めて同棲する作家の卵役で出演してました。
カエラもだけど、ボニー・ピンクやAIも見事な歌声を披露。

MUSIC FROM

MUSIC FROM "MEMORIES OF MATSUKO" -嫌われ松子の音楽- メイキング・オブ 「嫌われ松子の一生」

  • 出版社/メーカー: アミューズソフトエンタテインメント
  • 発売日: 2006/04/28
  • メディア: DVD
LOVE IS BUBBLE

LOVE IS BUBBLE

  • アーティスト: BONNIE PINK, Youichi Murata
  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2006/05/10
  • メディア: CD

↑は劇中でボニー・ピンクが歌っていた曲です。

ちょっと前にTVドラマ化されていましたが、映画とはストーリーがちょっと違うみたい。
映画では悲惨な人生ながら、見ていてあまりジメっとはしなかったけどTV版はどうなのだろう・・・
中島哲也監督といえば「下妻物語」ですが、まだ観てないんですよ。
この映画観て、ガゼン興味が沸いてきました。


nice!(5)  コメント(7)  トラックバック(1) 
共通テーマ:映画

nice! 5

コメント 7

tomotomo

松子はどうしても観たくて一人で映画館で観てきました。
悲惨なストーリーで、凄く泣いてしまったのですが、何故か観終った後に、すっきり感があって不思議でした。そして思い出されるのは鮮やかでカラフルな映像♪
キャスティングがまたいいですよね。TV版も観たのですが、映画の印象が強烈で違和感がありました。
by tomotomo (2007-06-24 22:55) 

ミック

私もテレビ版見ましたが、多分、小説に沿って映像化されているのかな?と、思いながら見ていました。その後、映画版のDVDを見ました。
中島哲也監督の松子の捉えかたの方が好きです。
クドカンのDV男もなかなか良かったです。
中谷美紀良いですよね!
「ホテルビーナス」大好きな映画です。
「ケイゾク」と「永遠の仔」のドラマにはかなり、ハマリました。
歌声も好きでCDも沢山、持っています。
まだ、「下妻物語」未見の様ですが、すっごい、おススメです!
何度も見たくなる映画です!
元気、出ます^^!
by ミック (2007-06-25 00:53) 

カオリン

tomotomoさん
>悲惨なストーリーで、凄く泣いてしまったのですが
私も映画館で観たら泣いてしまったかもしれません。
でもジメジメ感がなくて、観終わっても悲しい気持ちにはなりませんでした。
TVだと映画のような色彩感が出ないから?
キャスティングも豪華!ギャラとか凄いんだろうな・・・などと余計なことを考えてしまいました。
by カオリン (2007-06-25 20:43) 

カオリン

ミックさん
音楽がたくさん使われていて、ミュージカル映画みたいでした。
そういえば「ホテルビーナス」にも香川さん出てましたよね。
たくさんの映画やテレビに出演してて、様々な役柄を演じているのが凄いです。
明日「憑神」を観る予定ですが、ここにも出ているような・・・
女囚の役でアンナちゃんが出てましたが、友情出演なのか?
「下妻物語」まだ観てないので、是非観たいと思います。
by カオリン (2007-06-25 20:49) 

カオリン

カイさん、Qちゃんさん、nice!ありがとうございました。m(__)m
by カオリン (2007-06-25 20:50) 

ado-chan

「嫌われ・・・」は本を読んで映画の方を観ました。
本の方はもっと重い感じです。
「下妻物語」はオススメです。
by ado-chan (2007-06-26 11:15) 

カオリン

この映画観てる方たくさんいらっしゃるんですね。
原作は読まずに映画を観たのですが、重い原作をうまく映像化してますね。
「下妻物語」絶対に観よう!
by カオリン (2007-06-26 23:07) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 1

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。