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小さいおうち/大統領の執事の涙 [映画]

前回の記事ではたくさんのnice!やお祝いコメントなど、本当にありがとうございました。
先日高校の卒業式も終わり、子育ても終わりなのだなぁと、感慨にふけっている毎日です。

娘の受験などもありましたが、そんな中しっかりと映画鑑賞はしておりました。


小さいおうち


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この映画で女中役・タキを演じた黒木華さんがベルリン映画祭で銀熊賞を受賞されました。
激動の昭和時代を生きた一人の女性をひたむきに演じられていたのが印象に残りました。
さらに印象的なのが“小さいおうち”の奥様・時子役の松たか子さん。
好きな女優さんの一人ですが、貞淑な奥様が一人の男性の出現によって心が乱されていく過程を丹念に演じられていたと思います。
男性の下宿に行くためよそ行きの着物に着替える時に自分で帯を結ぶシーンがあったのですが、表情が非常に艶めかしく、見ているこちら側がドキドキ。
男性に逢いに行くという高揚感だけでなく、道ならぬ恋の背徳感などがない交ぜになったような表情に見えました。
東京に本格的に戦争がやってくるちょっと前の話で、意外に庶民は普通に暮らしている様子が、嵐の前の静けさを予感させていました。
現代のタキが当時を思い出しながらストーリーは展開していくのですが、タキの親族役の妻夫木くんと時子の息子さんとの交流など、胸にグッとくるものがありました。
反戦映画ではなく、家族や人との繋がりを描いた、素晴らしい映画でした。


大統領の執事の涙


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黒人の執事が仕えた代々の大統領との秘話が語られるのかと思いましたが、どちらかというと彼の家族の物語が軸になっていました。
黒人差別が当たり前だった時代に必死で実を起こし、大統領の執事にスカウトされる主人公。
白人に好まれる黒人を演じる父親とは対照的に、黒人の権利を勝ち取るために命がけで戦う長男。
国のためにベトナム戦争の兵士になる次男。
多忙な夫への寂しさからか、アルコールに溺れる妻。
すれ違う家族が和解していくさまが、ケネディ暗殺などの事件をバックにして描かれていました。
白人に父親を殺された主人公が、黒人のオバマ大統領誕生を見届ける場面は感慨深かったです。

実在の7人の大統領を俳優が演じているのですが、レーガン大統領の俳優さん、どっかで見たことがあると思ったら、ハリポタのスネイプ先生でした。
ケネディが軽薄そうに見えたのが残念です。
クレジットにマライア・キャリーの名前を発見して一人で小躍りしていました♪

ランチ


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風立ちぬ/そして父になる [映画]

久しぶりにブログを開いたら、10月は1回しかUPしていないのに気づきました。(^_^;)
天気の悪い日が多くて、外出していないのでネタ切れの感もありますが・・・
映画を2本観たのを思い出したのでランチの記事と共に紹介します。


風立ちぬ


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宮崎駿監督の引退作ということで映画館で鑑賞しました。
後半部分の堀越二郎と菜穂子のストーリーに目が行ってしまいがちで、ロマンティックなラブストーリーと思われがちですが、自分の作った飛行機によって人が死ぬという残酷さも描かれています。
人が血を流すという直接的な戦闘シーンは描かれていませんが、飛行機が撃墜されてその残骸が積み重なっているさまで戦争の空しさは十分に伝わっていると思いました。
菜穂子を失い、ゼロ戦機も失ってしまった二郎はこれからどう生きるのか。
キャッチコピーである「生きねば」、監督は最後に私たちに問いを投げかけたのでしょうか。
今までの宮崎作品とは違った、重い映画でした。

ジブリ作品には美味しそうな食べ物がたくさん登場していますね。
今回はシベリアという甘味。
この映画でちょっとしたブームらしいです。

          
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映画では三角のシベリアでしたが、近所のスーパーのは四角でした。


そして父になる


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産院での赤ちゃん取り違え事件によって2組の家族に起こる波紋が静かに描かれています。
昭和40年代ならともかくも、現代でこんなことが起こるの?と疑問に感じながら観ていました。
割と爽やかなイメージの強い福山さんが、ちょっと上から目線のエリートを演じられていたのは意外でした。
そして役が思いっきりハマっていました。
都会の裕福な家族と、地方(かな?)の小さな店を営む家族という対比がステレオタイプのような気もしましたが。。。
「血は水よりも濃い」ということわざがありますが、映画では「血」か「時間」のどちらかを取るかという非常に難しい選択をわずか6歳の子どもに迫っていました。
もし自分が同じ状況に置かれたらどうするかということばかり考えながら観ていました。
ラストが物足りなかったけれど、静かな描き方で良かったです。
で、赤ちゃん取り違えは内部犯行でした・・・




      
                
         


            

ランチ


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ローマでアモーレ/華麗なるギャツビー [映画]

いつの間にか暦が7月に変わっておりました。。。
今さらながら、先月観た映画2本のレビューをUPします。


ローマでアモーレ


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ウディ・アレン監督の新作が今年も公開されました。
かなりのお年と思われますが、コンスタントに新作を発表するエネルギーには毎回脱帽します。
今作はローマを舞台に、様々なカップルのトラブルをコミカルに描いていました。
監督自身も父親役で出演しています。

キャストもペネロペ・クルスを始めとして、かなり豪華。
そんな豪華キャストを過不足なく使いこなしているのは老練の成せる技でしょうか。
登場してくるカップルごとに事件が起きるのですが、なんとなくというかあっさりと解決しているのは賛否両論あるかもしれませんが私はむしろ好きです。
一番面白かったエピソードは、監督自身が出てるエピソード。
「お風呂の中歌う歌は上手く聞こえる」というのは万国共通なのでしょうか。
前作と同じように、今作もローマの街の風景をうまく利用して映画に花を添えていました。
パリもいいけど、ローマにも行きた~い♪


華麗なるギャツビー


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以前原作を読んだのですが、難しかったのか途中で脱落した覚えがあります。
難しい内容の映画?とビビリつつ、映画館へ向かいました。

いかにもうさんくさいギャツビーを演じるレオ様の演技が秀逸でした。
夜ごとに開くパーティーはまさに豪華絢爛。
パーティーを開く目的は、昔愛した女性に振り向いてもらうため。
男は一途に女を愛していても、時間の経過には勝てないことが多いようです。
結局ギャツビーの強すぎる愛情表現に引いてしまったのか、その後悲劇が・・・
贅を尽くしたギャツビー邸が、輝きを失っていくという対比が物悲しさを感じさせました。
そこに行きつくストーリー展開もテンポが良く進んでいてよかったです。
3D公開を意識したカメラワークが多く、2Dで観たのでちょっと残念。
景気の良かった頃のアメリカを十分に堪能しました。




           

ランチ?


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聖☆おにいさん/ミュージカル観劇 [映画]

先月の終わりに、我が街が舞台になっている映画を観てきました。


聖☆おにいさん


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原作は未読なので楽しめるか心配でしたが、なかなか面白かったです。
伊勢丹がisutonになってたり、髙島屋がyokoshimayaになってたりと突っ込みどころ満載。
知っている場所ばかりが出てきたので、とても楽しく時間が過ぎてしまいました。
ハッスル通り商店街に出てくるあんドーナツのお店は、2月に「モヤさま」に登場したお店です。
「ほのぼの」「ほっこり」という言葉がピッタリな映画でした。
途中のブッダvs小学生3人組のバトルのくだりがいささか冗長だったのが残念。
声優のお二人はとてもよかったです♪
ただ正直、映画にするよりは深夜枠のTVで見る方が楽しいかと思いました。
あとは立川市を知らない人には厳しいかな~。
原作はもうちょっと毒気があるようなので、思い切って大人買いして比較してみようか・・・


       
聖☆おにいさん(1) (モーニングKC)

聖☆おにいさん(1) (モーニングKC)

  • 作者: 中村 光
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2008/01/23
  • メディア: コミック



映画の前のランチは、近くのakari cafeでバケットランチを食べました。


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タンドリーチキンとたっぷりチーズのバケットサンド(800円・+200円でドリンク付)

この日はお肉でしかもバケットなので、結構ボリューミー。
固い物を噛むと満腹中枢が刺激されるので、ダイエットにもいいかも。
早い時間に行ったのにこの日はすごく混雑していて料理の出が遅く、あまりゆっくり出来なくて残念でした。(T_T)


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5月下旬にはこの垂れ幕が下がっていたけど、今はどうなってるんだろう?
立川市全面協力です。


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ステキな花壇でしたが、イマイチうまく撮影できず。。。




            


      


     

ミュージカルに感激する


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図書館戦争/探偵はBARにいる2 [映画]

5月に入り話題作が目白押しですが、早速2本観てきました。
2本とも邦画です。


図書館戦争

           
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有川浩さんの原作の映像化が相次いでいますね。
「空飛ぶ広報室」「県庁おもてなし課」そして「図書館戦争」、ちょっと前には「阪急列車」もありました。
有川さんの文章を読んでいると、頭の中に原作の世界がパッと広がるところが大好きです。

アニメ化はされていますが、実写だとどうなんだろう?と思いつつ、原作のファンなので観てきました。
戦闘シーンなどは迫力満点で、原作に違わぬ出来でした。
図書隊は決して自分たちからは攻撃できず、死者が出ても事実はうやむやに。
そんな不条理の中、本を守るために懸命に闘う主人公の2人を始めとする熱演に胸を打たれました。
岡田君の運動能力の高さが如何となく発揮された映画でした。
途中途中で挟まれる回想シーンの多さに作品のスピード感が削がれたように感じましたが、原作の持ち味は表現できていたのではないかと思います。
今作では原作の第1巻で話が終わっていたのでシリーズ化を切望します。
途中で我が街の地名が出ていたのですがロケはされていないようなので、ぜひとも我が街でロケを・・・


探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点


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前作から1年半以上、首を長~くして待っておりました。
前の日に1のDVDでしっかり復習して鑑賞しました。

今作は探偵と高田の絡みが多く、二人の絶妙なコンビネーションが楽しめました。
原作とは違って、全然ひとりぼっちじゃありません。
話のあちこちで笑える場面も多かったのですが、ストーリーというより小ネタで笑わせていたのが残念。
ハードボイルドという感じでもなかったですね。。。
スタッフ陣が悪ノリしちゃったのかな?
途中政治家が絡んでくる場面もあるのですが、巨悪に立ち向かわないところが探偵らしいのかも。
今回もアクション盛りだくさん&探偵のサービスカットもあり、楽しめる内容ではありますね。
個人的には雪のススキノの方が好きなので、3が製作されるのであれば冬の札幌でお願いしたいです。
初めての人でもパート1を観なくても十分に楽しめる内容になっていると思います。

「中学生円山」も観たいし、我が街が舞台の「聖☆おにいさん」も公開中で観に行くかどうかかなり迷っております。。。

ランチ


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ヒッチコック/リンカーン [映画]

4月から5月にかけて、話題作が続々公開されています。
映画好きな私にとっては、楽しみな季節がやってきました。
レビューをUPするのも一苦労です。。。


4月は映画を2本観ました。
偶然にも実在した人物を題材にした映画でした。


ヒッチコック


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映画を観るまで気が付かなかったのですが、実はヒッチコック作品を1本も観ていない!
迂闊だった・・・(-_-;)

名作「サイコ」が完成するまでの苦労とその間のヒッチコックと妻の関係が描かれていました。
裏話がたくさん盛り込んであって興味深く見ることができましたね。
限られた予算の中で知恵を絞って作品を作り上げていく上で、妻の内助の功がなければ映画の完成はなかったのではないでしょうか。
お互いに欠けているものを補い合う、まさに「破れ鍋に綴じ蓋」のような夫婦でしたね。
ラストでヒッチコックが次回作を暗示しているシーンがニクい。
アンソニー・ホプキンスは特殊メイクで頑張っていたけれど、どうしても「羊たちの沈黙」に見えてしまうのは私だけでしょうか?
そして「サイコ」のヒロイン役で、スカーレット・ヨハンソンが出ていました。
最初分からなくて「もしや?」と思ったらやっぱりそうでしたが、贅沢な使い方してました。


リンカーン


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南北戦争末期に奴隷解放をするために憲法改正に奔走するリンカーンの姿が描かれています。
あらかじめ歴史的背景を勉強しなかったのが良くなかったのか、南北戦争と奴隷解放の関係がよく分からず最初の30分はひたすら睡魔と闘っていました。
予備知識がないとかなり辛いかも。。。
この映画の中のリンカーンは善良な政治家に見えました。
が、それとは逆にインディアンを迫害していたという話もあり、そういった暗部は取り上げられていなかったのでいかにもアメリカっぽい映画だなと感じました。
そんな中の救いは、やはりダニエル・デイ=ルイスの熱演。
顔つきもリンカーンそっくりで、オスカー受賞も文句なしでしょう。
題材的には作品賞を獲ってもよさそうなのですが、「アルゴ」と比べて、作品に起伏が足りないように思いました。
スピルバーグの映画もそんなに見ないのですが、SFじゃないのは大体こんな感じなのでしょうか?

 

ランチ


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世界にひとつのプレイブック/ジャンゴ/アルゴ [映画]

今回の映画レビューは偶然にもアカデミー特集に。
先月wowowでアカデミー賞の放送を見たのですが、何もかもゴージャス!
プレゼンターも豪華なメンバーで驚きです。
なによりいちばんびっくりしたのが、司会(テッドの監督?)の人がオープニングで歌った歌。
いろんな女優さんの名前を挙げて「あなたはこの作品で脱いでたでしょ」的な歌を歌ってました。
栄えある受賞式でこんなことが許されるのには唖然としてしまいました。。。


  ★世界にひとつのプレイブック


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心に大きな傷を持つ男女がぶつかり合いながら、再生していく物語。
主人公の男性の父親役でデニーロが出ていましたが、どちらかというとダメ親父の役を飄々と演じていたのがよかったです。
何と言ってもこの映画でオスカーを受賞した、ジェニファー・ローレンスのキャラが立っていました。
彼女がティファニー役でなかったら、普通の映画に終わってしまったかも。
良くも悪くも、予想通りの展開、愛の力は強いのね。。。


  ★ジャンゴ 繋がれざる者


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「キル・ビル」でも血しぶきが飛んでいましたが、この映画も負けず劣らず。
血の苦手な人は厳しいかも?
南北戦争前の奴隷に対する扱いの酷さには目を覆うばかりですが、ジャンゴをきちんと人間として扱った歯科医師との友情のような感情が描かれていました。
ジャンゴのガンアクション、見事でした。
レオ様の初悪役ですが、案外あっさりと撃たれてしまい残念。
それより憎たらしいのが、サミュエル・L・ジャクソン演じる、レオ様の執事。
同じ黒人ですが、憎たらしいままで終わりました。
ハードなストーリーでしたが、途中で間抜けな敵やタラちゃん本人が出てきたりしてちょっとした笑いのスパイスがあってよかったです。
脚本がきちんと練られていたので、165分という上映時間も感じさせませんでした。


   ★アルゴ


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アカデミー賞作品賞受賞ということで、期間限定で再上映していました。
我が町ではやっていなかったので、南大沢まで行って観てきました。

奇想天外な救出作品がまさか本当に実行されてたとは。。。
映画にしやすい題材ですが、リアリティたっぷりに再現されていました。
最初から最後まで手に汗握る展開で、私も思わず見入ってしまいました。
無駄な動きを排した展開で、監督の手腕が光る作品でした。
「敵を欺くにはまず味方から」ということで、ハリウッドのプロデューサーまで巻き込んで作品を遂行するダイナミックさには感嘆させられました。
分かりづらかったアメリカとイランの関係も理解できて、勉強になりました。
個人的にはベン・アフレックに監督賞を獲ってもらいたかったですが、作品賞もだと政治的な匂いがかなり強くなるのでそれは避けたのかも。。。

ランチ


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レ・ミゼラブル/テッド [映画]

お久しぶりぶりでございます。
週1の更新を目標にしていたのですが、すでに挫折です。。。

昨日から娘がインフルエンザに罹患していて私も仕事を休んでいるので、時間を持て余しております。
今週いっぱいは出席できそうにないので、家でおとなしくしている日が続きそうです。

今月観た映画2本を紹介します。


 ☆レ・ミゼラブル


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私の大好きなミュージカル映画です。
娘が「セリフはほとんど歌らしいよ」と言っていたので、まさか~と思っていたら、本当にそうだった。
9.5割が歌だといっても過言ではないでしょう。
原作が膨大なので、いいところをつまんでストーリーをつないだという感もありますが、各キャストの歌声の素晴らしさに圧倒されました。
しつこくジャン・バルジャンを追っていたジャベール警部があんな最期を迎えるなんて・・・
この解釈は、個人差が大きいと思われます。
日本でも舞台があるらしいですが、そっちも見たくなりました。

とても感動した映画でした。
が!
私の前の席の殿方が座高が高いのか、背が高いのか分からないのですが、字幕に彼の頭がすっぽり入ってしまい、話を追うのが大変でした。
ワーナーマイカルではこんなことはなかったので、シネマツーの座席の設計が悪いのだろうか?

 
 ☆テッド


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予告編や前評判で公開を心待ちにしておりました。
「トイ・ストーリー」と違って、おもちゃが主人公と一緒に年を取るというのがこの映画のミソ。
で年を取ったぬいぐるみはというと、女好きでしかもクスリ好きという最悪なオヤジに。
可愛らしいくまのぬいぐるみがシニカルな視点で人間社会を斬っていくストーリーかと勝手に思っていましたが、ちょっと下品が過ぎるように思えました。
見た目とのギャップは面白かったのですが、アメリカの麻薬に関する寛容さなどは私には受け入れがたいものでした。
ラストも予定調和的で、期待していた分がっかりでしたね。。。

         

九州展


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今年もありがとうございました [映画]

今年も残すところあと1日となってしまいました。
何とか大掃除&年賀状も終わり、今年最後の記事を更新しています。

先月から今月にかけて映画を3本観ましたが、都合上簡単な感想をUPします。
忘備録という感じですね。(^_^;)
あらすじは全部映画.comです。


・その夜の侍


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<あらすじ>
堺雅人と山田孝之の初共演で、2007年に初演された劇団「THE SHAMPOO HAT」の同名戯曲を映画化。「THE SHAMPOO HAT」で作・演出・出演を手がける赤堀雅秋が、岸田國士戯曲賞にノミネートされた同戯曲を映画用に自ら脚色し、メガホンもとった。鉄工所を営む中村は、5年前に妻をひき逃げ事件で失って以来、無気力な日々を送っていた。一方、ひき逃げ犯の木島は刑期を終え出所したが、しばらくすると匿名の脅迫状が届くようになる。中村の妻の命日に2人はついに対峙することになるが……。


爽やかなイメージの堺さんですが、今回は真逆です。
あらすじを読んで面白そうだなと思って観に行きましたが、結末にはモヤモヤ感が残りました。
木島も追い詰められて改心でもするのかと思いきや、反省の色なしだし・・・
そんな中でも俳優陣の演技が光った作品でした。
木島を演じた山田孝之さん、どうしようもない悪人の役がインパクト大でした。
「のぼうの城」にも出演されていましたが、いい役者さんになりましたね。


・カラスの親指


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<あらすじ>
直木賞作家・道尾秀介の代表作を阿部寛主演で映画化。負けっぱなしの人生を送ってきた2人の詐欺師タケとテツのもとに、ひょんなことから不幸な生い立ちを背負った美人姉妹と1人の青年が転がり込んでくる。5人は家族さながらの共同生活を始め、タケが過去に起こしたある事件をきっかけに、人生の再逆転を狙った一世一代の大勝負に打って出ることになる。阿部演じるタケの相棒テツに村上ジョージ。2人のもとにやってくる3人の若者を石原さとみ、能年玲奈、小柳友が演じる。

詐欺師モノの映画は好きなのでこちらも期待していました。
大仕事をする時は観ている私もハラハラ・ドキドキしていました。
仕事が終わって仲間が別れておしまい、と思いきやどんでん返しがありました。
しかもその鍵を握るのが、村上ショージさんだったなんてさらに驚きです。
彼のセリフ回しはうまいわけではないのですが、そこを補ったのが阿部寛さん。
なぜ村上ショージさんがキャスティングされたのかは謎ですが、阿部さんとの掛け合いはなかなかでした。
石原さとみちゃんの役は、別に彼女じゃなくてもよかったのでは?
こちらはちょっともったいなかったキャスティングでした。


・グッモーエビアン!

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<あらすじ>
吉川トリコの人気小説を大泉洋&麻生久美子の主演で映画化。未婚の母アキと中学生の娘ハツキ、アキが所属していたパンクバンドのメンバーだったヤグが織り成す、一風変わった家族の姿を描く。若い頃はパンクバンドのギタリストで、17歳の時にハツキを産んだアキと、しっかり者の娘ハツキ。性格こそ対照的だが親友のように仲良しな親子関係を築いていた2人のもとに、ある日、海外放浪の旅をしていた自由人ヤグが2年ぶりに戻ってくる。アキは昔からヤグのことが好きで、ヤグも自分の子どもではないハツキが生まれる前から、アキと暮らしていた。久々の3人の生活が始まったが、思春期のハツキはなぜかその状況にいらだってしまい……。物語の視点となるハツキ役は、「Seventeen」モデルや女優として活躍する三吉彩花。


大泉洋&麻生久美子という好きな俳優さんの組み合わせだったので、楽しみにしていました。
ヤグという超ウザいキャラクターを楽しく演じられていたのが印象的でした。
お客さんで初老の女性がいたのですが、その人が終始大笑いしていました。
彼女は大泉さん目当てだったのだろうか・・・
娘目線でストーリーが進んでいたので、母親の思いや生き方などがいまいち見えてこなかったのが残念。
個人的には麻生さんのギターを弾くシーンがもっと見たかったです。
途中途中でストーリーを端折っているのか、どうしてラストがそうなるのかが分からなかったですね。
私が娘の立場だったら、ヤグみたいな人がお父さんだったらかなり鬱陶しいだろうし、母親には三者面談くらいは来てほしいと思いますね。
とかなんとか言っても、とっても面白かったです♪



       

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北のカナリアたち/のぼうの城 [映画]

毎日、寒いですね。。。
夕方ストーブに当たりながらニュースを見ていたら、緊急地震速報が。
ものの10秒もしないうちに大きな揺れに襲われました。
激しい横揺れでとっても怖かったです。
特に大きな被害もなく、津波警報も解除されたようでとりあえず一安心。
今日は映画を観に行っていたのですが、早目に帰ってきてよかったです。

いまだに動揺がおさまらないのですが、とりあえず先月観た映画のレビューを。


北のカナリアたち

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<あらすじ>
湊かなえの連作ミステリー「往復書簡」(幻冬舎刊)に収められている「二十年後の宿題」を原案に、吉永小百合主演、阪本順治監督で描くヒューマンサスペンス。日本最北の島・礼文島と利尻島で小学校教師をしていた川島はるは、ある事件で夫を失う。それをきっかけに島を出てから20年後、教え子のひとりを事件の重要参考人として追う刑事の訪問がきっかけとなり、はるはかつての生徒たちに会う旅へ出る。再会を果たした恩師を前に生徒たちはそれぞれの思いを口にし、現在と過去が交錯しながら事件の謎が明らかになっていく。脚本を「北の零年」の那須真知子が担当。撮影は「劔岳 点の記」の木村大作。


吉永小百合さんの映画をちゃんと観たのは「源氏物語」以来かな。
若手女優が束になってかかっても敵わないようなオーラが流れていました。
菩薩のような存在の先生にも、夫以外の男性を好きになった過去がある。
教え子たちもそれぞれの事情を抱え、先生に対する思いも各自さまざまである。
そんな思いを乗り越えて先生と教え子が合唱するシーンは、彼らのわだかまりが解けて一つになったような感じさえ受けました。
ただ、その後の教え子との港での別れのシーンのセリフがくどくて残念でしたね。
とかいって、私の涙腺が崩壊していましたが・・・歳のせい?

男性陣では恭兵サマ×トオル君→あぶ刑事ではなくて、恋敵でした。
トオル君と小百合さんのラブシーンはちょっと無理があったような。
恭兵サマは、病を抱えたストイックな夫を渋~く演じられていました。
刑事役の石橋蓮二さんが飄々としていい味を出されていましたね。
里見浩太郎さんが小百合さんのお父さんというのは、どうなのだろう?
キャスト以外では、北海道の大自然の美しさや厳しさに目を奪われました。


・のぼうの城

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<あらすじ>
第29回城戸賞を受賞した和田竜による脚本「忍ぶの城」を、「ゼロの焦点」の犬童一心監督と「ローレライ」の樋口真嗣監督が共同でメガホンをとり映画化。主演は野村萬斎、共演に佐藤浩市、成宮寛貴ほか。舞台は武蔵国忍城(埼玉県行田市)。“のぼう様(でくのぼうの意)”と領民から慕われる城代・成田長親は、天下統一を目指す豊臣秀吉方2万人の大軍を指揮した石田三成の水攻めに、わずか500人の兵で対抗する。


今年の初めにこの映画の舞台となった忍城を訪れたので、公開されるのを楽しみにしていました。
(その記事はこちら)
水攻めのシーンの関係で公開が延期になったのですが、実際観てその理由に納得です。
実際に経験していない私でも、かなり怖かったですね。
平常時なら迫力満点なのですが、あれだけの災害だったので平常心で観るのは難しいです。

なんといってもこの映画は、「野村萬斎ありき」でしょう。
声の張り、所作の美しさは他の俳優さんとは段違いだと思いました。
特に敵の目前で田楽を踊るシーンは、劇場で踊りを見ているような錯覚にとらわれました。
佐藤浩市さんとの絡みも面白かったですね。
ただ、ストーリー的にはナレーションでの説明が多く、昔の時代劇然した作りだったのが残念。
のぼう軍のチームワークの良さで大軍勢に健闘しますが、北条の城が落ちてしまい、そこでジ・エンド。
下っ端の悲しいところですな。。。
面白い映画ではありましたが、非常に残念なのがバックの音楽の音量が大きすぎて聞き取りづらいセリフが多々あったこと。
TVドラマではよくあるのですが、お金を払って観ている映画だとガッカリします。。。


カフェで休憩


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